冒険写真家

オバケさんを見つけたら。

私は冒険者です。

ですので、いろんなところを常に観察しています。
私はそれほどはっきりとオバケさんが見えるわけではないんですが、なんとなく視えるとでも書きましょうか・・・

どういうことかといいますと、はっきりと見えるというのは形がしっかりしていて触れそう、さらに完全に普通の人が座ってるかのように見間違えてしまうほどの事を見えるとしたら、私の場合は気体のような、白いもやとか(色は様々)人らしき容をした、透明な存在・・・工学迷彩の透き通った感じのものとでもいいましょうか?そんな感じです。

見えるとおじいさんが・・・とか女の人が・・・とか言いますが、そこまで見えることは年に何度もありません、たまには見えるのですけどね。

私の場合ほとんどがぼやっとした存在なので、視えると区分けしていますが、わざわざこれを読んでいる人は、幽霊だとか、心霊現象などというものは信じないという人はほとんどいないと思います。

ですので、いることは確定として話を進めます。

前出の状態で、見えたなり視えたなり(どっちでもいいんですけど)したばあい、ほとんどの人が「ぎゃ〜〜〜でたぁ〜〜〜〜」となってしまい、パニックを起こすことが多いです。

実際私もいきなり目の前に出てこられたらビビリますし、にゅ?っていきなり出てこられたら誰だって相手が人だろうとオバケさんだろうとネコですらビビリますって。

というか、オバケさん達は年がら年中そのあたりをうろうろしてるんですよね。
街中だろうと、ビルの中だろうとトイレの中だろうとお構いなし、住んでる次元が違うんで。

で、そこで視えるかどうかなんですが、年がら年中視えてたら大変なことになります。

風呂に入っててオバケさんが通りぬけてったら?トイレでもそう、仕事中に横でじ〜〜〜〜っとみてたら?はっきり言って鬱陶しいです。ですので普段はあまり干渉してきません。何かあって視えてるときは干渉してきているときなのです。

そのときにどうするかって事なのですが、場所や状況によって対応が変わってきますので、それらに関してどうして行くかということです。

私は冒険者ですと書きました、今までの書き方ですと冒険者はあまり関係ないですが、ここからはかかわってきます。
というのは私は山にちょくちょく入ります。まあ、遊びに行くのですがそのとき結構あちこちから見られているような気がします。というか見られているのです。
こいつごみ捨てたりしねえ?無駄に木を痛めつけたりしねえ?からはじまりナンダ人間か・・・ちょっといたずらしてやろうか?など、いろんなものから見られていますが、実はもっと大きなものから見られています。山の神様です。
とはいえ山の神様は社長のようなもので、そうやって入ってきた人間を見ているのは社員のようなもの。

それら全てがオバケさんなのか?というとそうではないです。木霊や、水霊、風霊、日霊などです。
こんなに書くと何か新興宗教っぽくなりますが、新興ではなく昔からある八百万の神とか精霊信仰などにつながりますが・・・
最近はあまり聞かなくなりましたが、「おてんとさんが見てる。」ということです。
これはお日様はいつでも見てるよという意味だと私は理解してますが、子供に言うことなのでわかりやすい言い方にしてる、子供は日のあるうちしか遊ばないということが前提だと思います。大人になったからといってそれは終わったわけではなく、精霊や、八百万の神様達がずっと見てるということです。少しもとの話からずれましたが、それらが社員さんのようなものですので、社長さんはその報告を受けるだけですが、社長決済で何かあるのかもしれません。機嫌が悪いと災害が起きたりね。

で、その社員さん達とオバケさんはちがうのか?というと、オバケさん達はアルバイトなんです。

社員さんはなかなかそこから出て行けませんが、オバケさんはアルバイトですし、本来いくべきところがあるので、正社員になれないのです。

で、アルバイトなものですから、仕事してないオバケさんもいます。山に入ったと気に入るオバケさんは、何か仕事してるんでしょうね。まあ、山の監視とでもいいましょうか・・・

ですので、山に入るとき私は「よろしくお願いします」とか「遊びに来ました」とかそういいます。
心の中で思ったり、口に出したり。まあ、たぶん伝わっていると思うのでどちらでもいいのですが・・・

で、山を歩いているとたまーになんか違うぞ?と思う感覚に包まれたり、ある筈のない音が聞こえたりします。
そのとき、な・なんだ・・・やばいのか?とおもうと相手は心理状態がわかるのかエスカレートしてきます。たぶんですけど・・・

ですのでそういうときの対処の第一弾として、な〜〜んだ、神様でも付いてきてくれてるのかな?怪我したりしないように見てくれてるのかな?と思うとその心理状態をつかみますので、相手は手出しできません。というかそうせざるを得ないのです。

なんといっても山の神様は社長ですので、そこで下手な手出しをして人間を痛めてしまい社長はダメなやつだと思わせてしまうと、「山を穢す=社長の顔に泥を塗る」になってしまうので、どうしようもありません。
最後まで憑いて来たとしても、怖がる必要はありません。

お守りくださりありがとうございました。と感謝の気持ちを伝えればいいだけです。

それがオバケさんなのか、精霊さんなのか、山の神様なのかわかりませんけど、感謝されるのは普通の人間でも気持ちいいものです。

それと、山の領域などをでるときにまだその不思議な感覚があったとしたら、毅然とした態度でこういいます。
「ここから先は人間の世界。だから、憑いて来ちゃダメ。また遊びに来るからそのときにはよろしく。」
これで憑いて来れません。

とまあ、ここまではたいしたことのないオバケさん達についてなのですが、たま〜〜に悪さしたり、人間に恨みを持ったまま山でバイトしてるオバケさんがいます。
そういう方々が担当になったときはちょっと厄介です。場合によってはその日遊ぼうと思ったり、あそこまで登ろうと思っていたことがパーになってしまうことさえあります。

もうそういう時は無理やり自分に言い聞かせます。
「あ、今日はここで遊んじゃいけないんだな」
そして懇々と言い聞かせます。
殴り飛ばして・・・とかそういうのは効きませんので。

でも仕事で登らなければいけない時があるとしましょう。
そういう時はとりあえずこういいます。
「山の神様、今日のお付さんを変えていただけますか?」
言い方は様々でしょうけど、そんなような言い方で大丈夫です。毎回毎回は使えませんけどね。
で、それってどういうことなの?ですが、勘の良い方はなんとなく解るかもしれませんが、急に肩が重くなったり、足取りが重くなったり、後ろに引っ張られたり、とまあ邪魔ばっかりするんです。時には気分が悪くなったりする方もいます。

そういう方が来ないようにするにはどうするか?ってことなんですが、日ごろからの行いでしょうね。
そういってしまえばどうしようもないので、ひとつだけ何か思えておくといいでしょう。
南無阿弥陀仏でも南無妙法蓮華経でもアーメンでもアブラカダブラでも神様仏様に感謝の気持ちを伝える何かとか経文とか。
これって魔よけにもなるらしいです。
というかどうしても離れない厄介なオバケさんを南無阿弥陀仏を唱え続けて離れていただいたことがあります。
それでもどうしようもないときはあるので、そんなときは休憩を取って座り込みます。

で、懇々とお説教。

どうも人間が音として出す言葉というのはかなり強いようです。
単純に
「どうなんよ、こんなとこにいてもいいの?」
「ホントは行ったほうがいいんじゃない?」
「こんなとこにいないで、いきなさいな」
「で、もう一回戻ってきたらいいじゃない」
「恨みがあってもやり直してそいつを見返してやりなよ」
とお説教です。
まあ、その間にいろいろとやり取りがあるのですが・・・

オバケさんは人間が怖がっているというのが解りません。
だから相手はエスカレートしてきます、意志の弱い人間には取り付いたりもしますし、元気のない人などや、霊の事ばかりを考えている人たち(霊のせいにしたりね)には、いい加減うんざりしてると思います。

結局結論は何かというと、怖がらないこと、自分の意思をしっかり持つこと、オバケさんも地球上の共同生活者であるということを理解することではないでしょうか。


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刹那 熊吾郎
職業 冒険写真家
生業 ネットショップ運営
写真歴 全部足せば10年位
冒険暦 人生そのものが冒険
ブランク かなりの年月

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